Reencontre la primera vez para en dos años
二年ぶりの再会劇

2011.2.5 / Argentina (Ushaia) 本日 自転車0km走行 : Total 25928km走行
天気:曇のち晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→チャーハン 夕飯→マーボーナス / 宿→上野山荘10日目

(English)
 I met again the man who I had met in Guatemala two years ago.



(Español)
 Me encontré al hombre que me había encontrado hace dos años en Guatemala de nuevo.
 昨日の晩遅く、夕飯を作っていたら、一人の旅人が新しく上野山荘にやってきた。ルミさんが玄関に迎えに出る。玄関から「チャリダーの人って今居ます?」という聞き覚えのある声が。お、ついに到着したか!現れたのは、ヒサシくん。グァテマラ、シェラのタカハウスで出会った大学生だ。

 グァテマラ以来ってことは・・・なんと再会は、二年ぶり。タカハウスで別れた後、中米旅を終え、日本に戻っていたヒサシくん、パタゴニアを走っているオイラに、「卒業旅行でパタゴニアに行きます」というメールをくれまして。ウシュアイアで会えるかもね、というやりとりをしていたのですよ。なので、二年ぶりに偶然の再会というドラマチックなものではなかったのですが、それでも、なんかねぇ、これまでの再会劇とは違った感慨を受けちゃったのですよ、このヒサシくんとの再会は。

 互いに今回の旅途中に何回も再会するって人は何人もいて、ショウさんみたいに、ビックリするほどの数、再会を果たしたってのもあったんだけど・・・<旅再び>の人と、再会するのは今回が、初めて。離れていた人と久しぶりに会う、という意味では、同じ再会なのに、一度日本に戻った人と会うということが特別なことのように思う・・・なんなんでしょうね、この感覚の違いは。

 そんなヒサシくんから「これ、日本からのお土産です。なにがいいかな、と悩んだんですけど、やっぱこれかな、と思いまして」渡されたのは、都こんぶ。うほほ、いいヤツです、ヒサシくん。こういう味に飢えているんですよねぇ、旅人は。わかってらっしゃる・・・ん、これか?これが、ヒサシくんとの再会を特別にした正体なのか?

 いやいや、都こんぶは、おまけ。単純に、彼との再会が嬉しかった。で、これから南米を北上するという彼に、パタゴニアの魅力をたっぷり力説。「なんか、話うまくなってません?やばいなぁ、時間ないのに、聞いてると、全部行きたくなってきちゃうんですけど」とヒサシくん。

 ・・・ま、そのまま旅を続けちゃうっていうのもありじゃないの?会社だけが人生ぢゃないですぞ、と就職が決まっての卒業旅行という大学生には言えない言葉を、心の中でつぶやくオイラだったのでした。