(English)
I run on Norway road.
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結局夜中中強風に暴れられたため、よく眠ることができず、寝ぼけ眼で起床。うむむ、景色がいいってことで、ここに泊まったのだが、やっぱり人が住んでいない理由が分かった気がする。自然条件が厳しいんだな。標高が高いからなのかな。キャンプ場が標高が低いところばかりにあるのも納得だ。
さて、テントをたたんで出発。最初は曇っていた空も、徐々に青空が覗きはじめた。うん、いいね。ここは、やっぱり太陽光の下で風景を拝んでおきたかった。曇空の下で見る風景と、太陽の下で見る風景は、キラキラ感がまったく違う。
さて、しばらく、山の峰道を走った後、Vikという町手まで一気に下ることに。オイラの場合、急な下り坂って苦手なんすよねぇ・・・というのも、急な下り道を下った後って、大抵タイヤがパンクするんですよ。ブレーキ熱でリムがめっちゃ熱されて、その熱でタイヤの強度が弱まり、弱まったタイヤに荷物の過重が影響して、チューブに穴が開くという、この流れ。
まぁ、とりあえず、降りるしかないので、降りる。と、途中でブレーキパッドが磨り減りすぎてしまったようで、異音が発生。坂の途中で、ブレーキパッドを取り替える。う~ん、ほぼ平地だった西アフリカでは一回もパッドを取り替えることはなかったのだが・・・やっぱりノルウェーは違うな。
Vikの町へ下り辿り着いた後、その先にあるVangsnesへ。ここからフェリーに乗って向こう岸へと渡ることになるのだが・・・向こう岸には怪しい雲が張っていた。
案の定、到着して、すぐに、土砂降りの雨が降り出した。と、オイラは土砂降る前に、屋根つきバス停に退避済み。あ、そろそろ来るなって思ったんで。だんだんノルウェーの天気が読めるようになってきましたよ。
さて、雨宿り停滞中には、コシュカシュを取り出し、練習。先に進みたいって思いはあるけれども、ま、焦ってもしょうがない。こういう時は、停滞することを満喫するんだ、と気分を切り替えたほうがいい。
雨が止んだので、出発。で、すぐにまたもや上り道が始まってしまった。ゆるい上り始まりだったので、今回の上りは大したことないのかな、と思っていたのだが・・・いやいや、今までで一番大変な九十九折ヘアピンカーブ道だった。
めっちゃ大変な思いをして上ったこの道。まぁ、昨日のように上った先に素晴らしい世界が待っているんだろうと、その期待に後押しされ、がんばったのだが・・・
上りきった先には、怪しい雨雲がたちこめていた。上ってきたところは青空なのに・・・空にはまるで境界線が引かれているように、青空領域と怪しい雲領域に分かれている。
あ~、こりゃ絶対雨が降るな。これじゃ風景楽しめないじゃん。
せっかく苦労して上ってきたというのに・・・
ノルウェーでは、天気予報もあてにならない・・・っていうか局所的にココだけ雨なんてことが発生するから、周辺町の天気情報を見ても、推測できないのだ。
やっぱり降り始めた雨。山の峰道には、人があまり住んでいないので、バス停なんてものがない。いつも頼る屋根付きバス停がないので、しょうがなく、雨の中、走り続けた。と、キャンプ場を発見。ちょうど入り口のところに、屋根つきの場所があったので、ここにテントを張らせてもらおうと、時間はちょっと早かったのだが、チェックイン・・・が、テントを張ったところで、雨が止み始めた。なんだよ~、雨が止むならもうちょっと走ったのにぃ・・・
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