Cheese and Wine
チーズとワインとロックと歌声が響くバー

2012.10.11 / France(Bordeaux) 本日 自転車0km走行 : Total 40938km走行
天気:曇時々晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→パスタ 夕飯→チーズパスタ / 宿→ステファン宅

(English)
 I stayed in Bordeaux.



 さて、昨日の夜から始まった、ステファン宅での居候生活。長旅で居候させてもらう時に、一番やりたいことって、洗濯機を使っての洗濯なんですよ。普段の手洗いばかりだと、どうしても汚れを落としきらず。服が薄汚れたままになってしまっていまして。

 で、そんな薄汚れた服を洗濯機で、一気にキレイに。

 ちなみに、本日、平日なので、ステファンもキャロリンも朝からお仕事。部屋にはオイラと2匹の猫が残され、お留守番。ヨーロッパに入ってから、日記が全然書けていなかったからですね。ステファン宅では、お二人が仕事に行っている間は、ノンビリ、日記書き作業をやらせてもらおうと、思っていたのです。

 さて、昼飯タイムになったので、近くのスーパーに食材を買いに。行く途中、ステファン宅からちょっと歩くと、もう広大なワイン畑が広がっている。さすがボルドー。そして、スーパーに入れば、チーズコーナーには、膨大な数のチーズが所狭しと並べられている。うむむ、さすがフランス。フランスといえば、チーズだよ、と昨日、ステファンとキャロリンから、チーズ三昧の食べ物を振舞ってもらいまして。チーズは興味はあるものの、まだそんなに分かるほど詳しくはないオイラ。こんなにチーズがあると、どれをチョイスしてよいものやら、さっぱり見当がつかない。ま、ちょっとづつ、ステファンに教えてもらうことにしよっと。

 さて、夕刻。仕事を終えたステファンが戻ってきた。そうそう、ステファン宅、エレキギターとエレキベースが置いてあるんですよ。「ステファン、ロックギターを弾くの?」と聞いたところ「オフコース!」と答えたステファンが、ファンキーなロックカッティングでギターを弾き始めた。おお、思わずカラダが反応してしまったオイラ。部屋からカホンを持ってきて、カホンのジャックとベースアンプをシールドでつなげて、リズム伴奏開始。いや、実は、ステファンが会社に行っている間に、ベースアンプを目にしたオイラ。前々から、小型カフォンをアンプにつないで使ってみたいと思っていたんで・・・つなげテストをさせてもらったんですよ。すると、生音では、イマイチ迫力にかけていた小型カフォンの低音が、めっちゃいい音でなるということが分かりまして。

 この<Arco>の小型カフォン、ギターアンプだとイマイチですが、ベースアンプにつなげて使うと、使えるカフォンに早変わりっすよ、みなさん。

 ということで、ステファンギターとオイラのカフォンによるロックセッションが展開された。いやぁ、心地よい。う~ん、ステファンとはねぇ、出会った時一緒にいる時間は短かったけど、なんか通じるものがあったのですよ。その後、たまにメールをやりとりしたのは、やっぱりなんか、共通のものを感じたからだと思って・・・それが、ロックだったとは。あ~楽しいぞ、これ。

 ちなみに、ステファンは、西アフリカ好き。その辺もオイラと趣味が合うところなんですよ。ステファンはトーゴ好き、オイラはセネガル好きってことで、ちょっと違うんだけどね。しかし、トーゴについて、熱く語るステファンの話を聞いていたら、トーゴにも行きたくなってきちゃったなぁ・・・

 さて、そんなセッションをやっていたら、日が暮れてしまった。これから友達と飲みにいくんだが、ヨシも一緒にどうだ?とステファンに誘われ、ついていくことに。飲みに行くというのに、バイクで行くステファン。キャロリンのメットを借りて、二人乗り。

 到着したバーでは、ファビアンとアニサのカップル、そして、ギオンが待っていた。皆さん、これまた正体不明なオイラのことを快く招いてくれまして。う~ん、誰でも受け入れちゃうオープンな感じは、スペインだけではないんだな。フランスもその気質があるんですな。ここでも、ワインをいただきまして。ええ、せっかくボルドーにきているんだから、ワイン三昧で。しかし、ワインのことがイマイチ分かっていないオイラにはちょっともったいなさ過ぎるシチュエーションって気もするな。

 さて、ここのバーで飲んでいたら、下の階から、素敵な歌声が聞こえてきた。どうやら、フランス南部の方の民謡(?)を歌う会の皆さんが集っているらしく、その歌レッスンが行われているらしい。なにやら、パンディエロっぽい打楽器の音も聞こえてきたので、興味津々のオイラ。地下へ侵入して、歌の会の皆さんの様子を見学。

 う~ん、素敵じゃないですか、夜のフランス。なんかね、盗難事件があったから、「ちくしょーフランスなんて」って思っていたんだけど、ステファンのおかげで、素敵なフランスが、その想いを打ち消してくれそうだ。