Peninsula de Osa
マングローブの森を抜け、熱帯雨林のオサ半島へ

2009.04.25 / CostaRica(Sierpe~Drake)船移動 本日自転車0km走行 : Total 9516km走行
天気:晴

(English)
  Today I went to Bahia de Drake.



(Español)
  Hoy yo llegue a Bahia de Drake.
 昨日までの曇り空がウソのように、晴れ渡った空。うーん、気持ちイイ!テンションも上がるってもんです。結局Sierpeからはスクーバは難しいようなので、カーニョ島に近いドラケ湾まで船で行き、そこを拠点にして、ダイビングを探すことにしたのです。自転車および荷物はHotelマルガリータの部屋にそのまま置かせてもらい、軽装で出発。11:30の船に乗りいざドラケ湾へ。

 ドラケ湾のあるのは、半分以上が手付かずの熱帯雨林で覆われているオサ半島。そう、ここがコスタリカの中でも最後の秘境と呼ばれる程アクセスの難しいコルコバード国立公園のある場所なんです。鳥や蝶、植物だけでなく、ナマケモノ、バク、オセロット、ジャガー、等が多く棲息すると言われている場所。うーんワクワク。

 すっかり見慣れてしまった感のあるジャングルクルーズですが、晴れた空の下でのジャングルクルーズは初めてかも。青い空に緑の木々のコントラスト。とても素敵でした。さて、ドラケ湾に着くと、そこは海岸一帯がビーチになっていまして・・・ここには、ドックなんて気の利いた施設はないのです。では、どうやって岸に上がるかというと・・・なんと、砂浜にじかづけ。ボートを後ろ向きにして砂浜で停船するんです。なんて、ラフな・・・さて、ビーチに下りると、宿を予約しているらしき人たちには、宿からお迎えの人が来ていて、荷物をもって宿に案内されていく。が、宿を予約していないオイラはまったくほったらかし。ここがどこかも分からないビーチにポツンと取り残される。隣を見るともう一人ポツンと取り残された西洋人が・・・彼の名前はカルロス。スペイン人の気さくなにいちゃん。彼と一緒に宿探しをすることになりました。近くの宿を2件ほど見て安いバンブー・デル・ソルという宿に決定。部屋をシェアしようかとも話したのですが、かなり小さな部屋だったので、大男二人が一緒に寝るにはチトしんどい。というわけで、別々の部屋にすることにしました。

 カルロスも、ダイビングをするつもりというので、その後も一緒にツアー探し。宿をとった周辺は一応Townになっていて、ホテルやら、レストランがそれなりに並んでいる。このホテルとかレストランで、ダイビングやナショナルパークツアーなどを手配できるのだ。メインをダイビングと考えているオイラは、明日ダイビングをして、空いてる時間に半島を散策しようかなぁと計画。ただし、明日にはもう戻るキュウキュウスケジュール。一方、カルロスは、コルコバード散策がメインで時間に余裕があればダイビングという計画。3~4日はここに居るつもりらしい。いくつかのインフォメーションを巡って、お互いお目当てのツアーは無事見つかる。オイラは明日7:00に出る船に乗ってカーニョ島へ向かい、ダイビングし、戻りが大体14:00頃になるというツアーに決定。Sierpeへの帰りの船を16:30に予定しているので問題なし。うーん、でも、半島を探索する時間がなくなっちゃったのが残念。カルロスは、1日半かけてコルコバードを散策するツアーを申し込んでいた。日曜日の朝出発して、月曜日に戻ってきて、ダイビングは火曜日にやるとのこと。そう、この1日半かけてコルコバードを散策するツアー、魅力的だったんだけどねぇ・・・お金がかかるのと、Sierpeの宿には「ドラケに一泊してきますから」と言って荷物をおかせてもらっているのもあって・・・オイラは、このツアー参加を断念したのです。

 もう夕刻近くになったのだが、オイラは半島を散策することに。カルロスは海で泳ぐというので、後で一緒に夕食を食べようと約束し、別行動に。コルコバードの入り口でもあるSan Pedrilloまで歩いて行ってみようと思ったのだが、途中の標識を見ると、6時間かかるとのこと。うーん、とてもこの時間から歩いて行ける距離じゃない・・・

 しかし、オサ半島、国立公園まで足を踏み入れなくても、周囲は熱帯雨林で包まれており、十分にジャングルトレッキング気分を味わえる。町からちょっと離れるだけで、深い緑に包まれた世界に突入。ここのジャングルは今まで訪れたジャングルで一番気持ちがいいかも。なんだか、すごく気に入ってしまった。あぁぁ長居したくなっちゃった。明日帰るのやめようかなぁ・・・

 そして再びカルロスと合流。カルロスは3週間の仕事の休暇を使ってコスタリカ旅行に来ているらしい。夕食を食べながら、お互いアレナル火山の溶岩が見れなかったことを残念がったり、旅話で盛り上がる。そして、オイラの自転車旅行の話をすると、「Your Trip is my Dream!」とカルロスが言ってくれまして。これを聞いて、改めて自分が<やりたくてもなかなか出来ない>ことに挑戦しているんだということに気づかされたのでした。バルセロナに来た時にはぜひ家に寄ってくれと、またご招待されまして。ありがたいことです。ぜひうかがわせてもらいます。