(English)
Tikal was very emotional ruin. This ruin was same as my image of Maya ruin.
(Español)
¿Por que te gusta tanto Tikal? Por sus piramides y sus selvas tropicales, por ejemplo.
|
|
朝靄が漂う中、密林の道を抜けると、目の前に黒くそびえ立つ建造物がイキナリ目に飛び込んできた。一号神殿の背中だ。この姿を見たとき、口から勝手に「おぉぅ」という不思議な擬音が飛び出してきた。こ・・こんな口から勝手に擬音がもれるなんてと、ちょっぴり恥ずかしく思ったおいらは、周囲を見渡すが、朝早いせいか、誰もいない。
そう、今日は超楽しみにしていたティカル遺跡見学。興奮したためか、テントでの寝心地がイマイチだったせいか、あまりよく眠れず、寝ぼけ眼で目覚めたのが5:30。６時過ぎには入場しようとバタバタと出発準備をしたのでした。荷物はテントにいれたまま。一応南京錠だけして、いざ出発。遺跡入り口では150ケツアールを要求された。国際学生証を見せたのだが、ここでは使えないらしく、素直に150ケツ支払う。
さて、ティカル遺跡、一号神殿、二号神殿がそびえ立つグラン・プラザという広場が中心になっている。まずここに訪れ、そして、次に失われた世界、７つの神殿の広場と見ていったのだが・・・密林と遺跡のバランスが、僕が想像していたマヤ遺跡のイメージとピッタリなのだ。子供の頃に埋め込まれた記憶って、いつの間にやら自分の中で美化されてしまって、現実のものとは違ったものになってしまい、結局辿り着けない（たとえ、そのものに出会ったとしても、＜これは違う＞と思ってしまう）ことがあると思うんです。昔食べたたこ焼きの味に巡りあいたくて、たこ焼きを食べ歩くも、あの味には辿り着けないっていう、あの感覚。今回も、メヒコからずっとマヤ遺跡を見てきて、あぁ、結局イメージしているマヤにでは辿り着かないのかなと思っていたのですが・・・あぁやっと出会えました、ここで。もちろん、ピッタリといっても、ある一パーツだけ欠けている点があったのが残念。そのパーツとは・・・おいらのイメージでは、太陽の石のような巨大な丸い石壁が密林の中に埋もれているイメージがあったんです。こいつはどこを探しても見つかりませんでした。まぁもっとも、こういう石壁類は全部博物館に行っちゃうでしょうから、現物として、遺跡の現場にそのまま置かれているはずはないんですけどね。
遺跡としては、ティオティワカンのピラミッドそっくりなものがあったり、興味深かった。遺跡をまとめて見てくると、こういう関連というか、それぞれの遺跡のリンクみたいなものが感じられてくる。遺跡巡りは、単発ではなく、いくつかの遺跡を梯子して巡るのをお勧めします。
そして、眺めが抜群だという五号神殿に上ることに。ものすごい急斜の階段を上り眺めてみると・・・密林の中から一号神殿、二号神殿がポッカリと顔をだしている。あぁ、これもイメージどおり！そうそう、こういう風景を生で見たかったんです！そして、次に、ティカルで一番高い四号神殿へ。ここからの眺めがまた最高！何時間でもここでボーっとしていたいという思いに駆られること間違いない風景です。おいらは１時間くらいボーっとしてました。
さて、お昼を過ぎると、人がすごく増えてきた。朝ほとんど人がいなかったグラン・プラザにもう一度行ってみると、ヒトでいっぱい。８時間くらい遺跡を堪能し、気持ちがいっぱいになったおいらは、そろそろ出発しようと、宿へ戻ることに。途中で軽く昼食を食べていたら・・・あっという間に空が暗くなって、ザーという音と共に、土砂降りの雨が！おぉっと、テントがずぶ濡れだと、慌てて宿へ戻り、テントを見てみると、とりあえず、居間に当たる中の部分までは水は浸透していないのを確認。土間に当たる外と中の中間部分に置いておいた荷物が危ういので、宿の中に退避させてもらうことに。あぁ、それにしても、ここの天気はホント気まぐれだ。それにこの降水量。この辺一体が木でいっぱいになり、ティカルが密林に埋もれたのも分かるような気がしました。
雨は20分ほどで止み、さっきの雨はなかったかのような青空が。今のうちにセッティングしてしまおうと、濡れたテントをたたみ、出発準備。ティカルに来る途中で見た湖畔の町に、安そうな宿があったので、そこまで行って今夜はぐっすり眠ろうと思いまして。約30kmの道を進むが、途中３度ほど、にわか雨に遭遇。おかげでずぶ濡れだし、到着がすっかり遅れちゃうし・・・ジャングルなんて嫌いだ～！
|
|
|